転居の処理。朝方、その日の転居の情報が書かれた紙が印刷されて置かれている。その日の日報と一緒に各配達員へ回覧版のように回され押印を強制されるわけだが。
転居の紙を見て自分の担当する配達区の場合はどこの区のどこの区分口、記載されている住所は、どこの住所とどこの住所の間に入れるのかを記入しなければならない。
最初は早番がやっていたものだが、いつからか各配達員がやるように勝手に決められ、今まで聞いたことがなかったが、どうやら午前の出発前までに記入して提出するらしい。
朝の一番忙しく慌てている時に内務の仕事をするわけだが、心に余裕のない自分にはすごく負担となる。たとえわずかな時間であっても、まずは出発して、少しでも多くの家に配達をしたい。局内でできる作業は配達が終わってからでも十分だし、内務の人の人数も今はかなり多く、たとえ１から調べても十分時間がある、必死で配達している配達員に比べてどう考えても余裕がある。
外でしかできない仕事は配達員、中でできる事は、できる限りは内務でやってほしい。
今回は、いあっまで聞いたことがなかった、出発する前までに提出するという勝手に決められていた事を言われ物凄く気分が悪くなった、配達中も一日中そのことばかり考えていたし、全ての事に集中できなかった。昼食も気分が悪く、食欲もなくなったため食べるのをやめた。
これからは業務が開始する前に記入するしかないな。業務が開始してからやっていたら、郵便物が多い日ならば、その日に配達できない家が出てくる事もあるだろう。
言ってきた人もほんと自分勝手。
内務の人の事を思って言ってきたのかもしれないが、それってさ、こっちの事は何一つ考えてないってことだよね？
その日、配達しきれなかったら責任とれよ！ぼけが。
社員なら、転居情報の記入も全てやれよ、できるだろうが。社員が期間社員と同等の仕事量なんてありえないわ。
転居の情報を見るたびに今後は気分も悪くなるだろう。
正直もう昼は食堂へは行く気がなくなったわ、昼食も摂る気も失せた。
今後は昼食を食べずに一日配達することとした、明日からは弁当を用意しなくていいから、軽くなるし、洗い物も減るし、そのあたりは助かるな。
でもしっかり理解しろよ、言ってきたお前のせいで、昼食を食べられない精神状態になった人がいるということを。こんなことしておいて自分はのんびり当たり前のように昼食を食べて、休憩してるとかありえないわ。自分は関係ないとか、正しいことをしたとか思ってんじゃねぇぞ。